年頭のご報告

年頭のご報告

五代友厚公の人生、時代の検証プロセスの中で、友厚公の人生を理解しながら、明治151年からの生き方、日本、世界の指針を探ると言って始めてみたが、人の生き方を探ると言って残された記録や、言い伝え、人が書いた本を読むだけでは友厚公を理解することは難しい。

友厚公の言動を知るだけで、友厚公の人となりを知ったことにはならない。

人を理解すること自体が難しい。

つい自分の経験知の中に押し込め、主観的な感想を事実であると思い込んでしまう。
それでは友厚公の検証の中からあるべき姿を探る事など出来るものではない。
自己の理解力を高める必要が大である。それも従来の経験知を乗り越えて行かねばならない。

仏教、キリスト教、哲学、心理学の勉強をもう少しやっておくべきであった。
それらの原著にあたる必要があるが時間がない。
幸い司馬遼太郎先生、内田樹先生らが分りやすくそれらについても説いてくれている。
日々、一から楽しんで両氏の本を読み返している。

自分の生き方そのものが他人の真似事でしかないことは、理解してはいるが、本当に自分に何も無いことを知ることは、若い時、辛いと思ったことはあるも、今は少し違う。
そのまま受け入れることが、自然や、友や、家族がいれば容易くなっている。

しかし、感動できる脚本作りがいかに難しいことか。神に祈るしかない。

五代友厚プロジェクトチーム頑張れ! そして悩め!