映画製作

映画製作においては、映像として形に残し、未来遺産とすることを目指します。
共に文化創造に寄与する人材育成と自己確立へ進みます。

北辰斜にさすところ

「北辰斜に」の歌声が聞こえる。
舞台は鹿児島。旧制第七高等学校「造士館」(現在の鹿児島大学)校庭のファイアストーム。
青春を謳歌した寮生活、五高(現在の熊本大学)との年に1度の野球対抗戦…
そして、あの戦争。
“激動の昭和時代”を生きた男達が、いま映画づくりに立ち上がりました
日本文化や精神性、学校教育の衰退が叫ばれています。
もう一度、家族や国のあるべき姿を考えたい。
そして未来を担う次世代の若者達に、「伝えたい志、残したい想い」があります。
この映画は、「ひめゆりの塔」「大河の一滴」「草の乱」などの名作を手がけた、
神山征二郎監督がメガホンを取ります。
製作費は、趣旨に賛同し支援して頂ける方々の出資金・協賛金で全額まかなわれます。
小さな想いがたくさん集まって、文化芸術活動の支援者(メセナ)となっていただけることを、
心から期待しています。

映画「北辰斜にさすところ」製作委員会
委員会会計 弁護士 廣田 稔

五代友厚

1835年12月26日、現在の鹿児島に、五代家の次男として誕生。通称は、才助。

のちに薩摩藩の家老となる小松帯刀と同年であり、旧知の仲である。

藩校にて郷中教育を受け、文武両道に励む。若くして頭角を現した五代は、藩命を受けて21歳で長崎海軍伝習所へ遊学。勝海舟や、英国武器商人トーマス・グラバーらと出会い、人脈を築く。また、外国船や銃器の購入を手がけ、上海への渡航も経験した。

薩英戦争では捕虜となり故郷(くに)を追われるも、富国強兵・殖産興業を訴え、当時は国禁であった英国留学を提案。藩主より許しを得て、英国留学生と共に、引率者として欧州行きを果たす。《日本国》の未来を見据え、坂本龍馬、高杉晋作、大久保利通、西郷隆盛といった歴史上の名だたる人物たちの橋渡し役を担い、明治維新に多大な影響を与えた。